スピン☆オフ
「じゃあ、実際にいるって事?」
「そうだよ。」
なるほどね!!
まぁ、ニートな女の子の顔は分らないけど、これでイロイロと助かるわ。
「ありがとう。」
「いえいえ。本当なら、30万くらい取るんだけどね。」
えっ!?
一瞬青ざめた。
そんなに高かったんだ…。
「綾瀬唯ねぇ~。ピッタリじゃん?」
秀が学生証を覗き込みながら言った。
「じゃあ、今日は唯の誕生記念てことで、『G』で飲もうぜ。」
尚吾が、大きく手を上げた。
「いいね~ぇ!!!」
それに続いて、秀も亮太も手を上げた。
「丘芹には、メールしておくか。」
そう言って、尚吾がメールし始めた。
でも、あたしは行く気にはなれない。