スピン☆オフ
お兄ちゃんは両手で顔を包むと、優しく涙をぬぐってくれた。


「兄妹の一線を越えたら大変だと思う。それでも、紗羽は好きだって言ってくれるか?」


「うん!!」


ギュッとお兄ちゃんに抱きつくと、きつく抱き返してくれた。




----そして、あたし達は、禁止区域に足を踏み入れてしまった。







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