スピン☆オフ
「お前達が、兄妹でデキてたのもね。…実の兄妹じゃないから関係ないか。」
「…ど…して…?」
知らないうちに、体は震えていた。
あたしとお兄ちゃんの関係を知っていたなんて…。
「病院で、知らないヤツはいなかったよ。オレは、近所だったから、何回も目撃してるし。」
「目撃…って?」
目は、焦点を定めていない。
言葉も、シドロモドロ。
それなのに、霧生は真っ直ぐにあたしを見てる。
「キスしてる所。」
ハッキリと言った。
「…いつから?…」
「最初っから。」
「…。」
言葉にならなかった。
霧生は、初めて会ったときから知ってたんだ…。
「…ど…して…?」
知らないうちに、体は震えていた。
あたしとお兄ちゃんの関係を知っていたなんて…。
「病院で、知らないヤツはいなかったよ。オレは、近所だったから、何回も目撃してるし。」
「目撃…って?」
目は、焦点を定めていない。
言葉も、シドロモドロ。
それなのに、霧生は真っ直ぐにあたしを見てる。
「キスしてる所。」
ハッキリと言った。
「…いつから?…」
「最初っから。」
「…。」
言葉にならなかった。
霧生は、初めて会ったときから知ってたんだ…。