スピン☆オフ
「じゃあ、じゃあ、メールしよ?」
満面の笑みで言った。
「いいよ。」
そう言ってあたしの携帯を手に取ると、もうひとつの携帯をポケットから出して赤外線をしてくれた。
「ありがとう!!」
携帯を受け取って、一番最初のメモリーが霧生になってる。
ジッと眺めてるとメールが受信された。
送信者は霧生。
『件名 約束
本文---
学校行く事。
家に帰ること。
犯罪はしない事!!』
「なに?これ?!」
メールを見て絶叫。
「お約束する事。」
ジッと、あたしを睨んでる。
「…お家はイヤ。」
ボソッとつぶやいた。
「ダメ!!!じゃなきゃ、携帯取り上げるぞ?」
「う…。」
霧生から目を逸らした。
そして、メールの返信画面を開いた。