スピン☆オフ
『件名 お約束

本文----

できるように努力します(>д<)>』


送信を押すと、霧生の顔を伺うように見た。


「フゥ~…。」


受信メールを見て深いため息をついて、呆れた顔をした。


「…ってわけで、今夜は泊めてね。」


かわいくおねだり。


「……ったく。」


一層、呆れ顔の霧生。


「だって、イロイロ聞きたいじゃん?」


「聞きたいって何を?」


「仕事の事とか、今まで何してたとか。」


「仕事は…人に言えないこと。………今まで、お前を忘れるのに、精一杯だった。」


真剣な眼差しであたしを見ると、あたしの顎に手をあて、親指でゆっくりと唇をなぞった。


急な出来事にビックリして動けない。



ドキン!!

ドキン!!


顔が、真っ赤になっていくのが分る。


「き…霧生………?」


ビックリして声が震えてる。


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