スピン☆オフ
ヒュルルルルル…


ド~ン!!!!!!!!


大きな音と共に、目の前いっぱいに花火が広がる。


絶え間なく、何度も打ちあがる花火に見とれてしまった。


「ねぇ、なんか黄色い花火って、ヒマワリみたいだよね?」


隣で見ている霧生に、声をかけた。


「……………。」


返事のない霧生


「霧生?」


てっきり、怒ってるのかと思って顔を見た。


顔を見ると、ビックリして言葉が出ない。


霧生の顔は、街灯と花火の光で怖いくらいキレイで。


花火を見上げて、涙を浮かべてる。


今にも泣き出しそうで…。


もしかして、冬槻先生を思い出してる?


そのまま、何も言わずにしばらく霧生の顔を見ていた。


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