スピン☆オフ
「本当に?!」


「鍵もかかるし、尚吾も寝込みは襲えないようになってるから。」


「お~い!!秀ぅ~。」


尚吾が図星を言われて怒ってる。


みんながそれを見て笑ってる。


「朝起きてなんかオカシイと思ったら、尚吾が襲った証拠だから。」


秀が言った一言。


「なにそれ?」


笑いをこらえるみんなを見て、不思議そうに聞いた。


秀が必死に笑いをこらえながら


「尚吾さぁ、昔付き合ってた女に…セックスは中出し以外は意味がないって言い切って。」


最後まで言いかけようとした瞬間


「ヤメロォ~!!」


尚吾が大声で秀の話を遮った。


「女が引いたら、教科書にも載ってるからって力説して。セックスの意味まであつ~く語ったらしいよ。」


「丘芹!!お前まで。」


「何でそこまでって聞いたら、気持いいからって。それから、尚吾の別名は『中出し王子』って決まった。今までよく妊娠させなかったなって伝説になってるし。」


泣きそうな尚吾に、亮太が追い討ちの話。


「あぁ…あぁ。」


あたしの顔は、完全に引きつってる。


「ほら、引いちゃったじゃん。女の子にこんな話は可愛そうだろ?」


尚吾があたしの肩を軽く叩いた。


「キモイ…。」


軽蔑した目で尚吾を見た。



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