スピン☆オフ
-----約束の日。



昼にランチでもと、カフェで待ち合わせ。


「カフェなんて、亮太と丘芹に似合わない。」


尚吾と秀3人でなんて笑ってた。


少し遅れて3人で行くと、モデルさんみたいに可愛い2人。


スラッとした長い手足に、8頭身の身長。


小顔じゃなくて拳(こぶし)顔?


ってくらい、顔がちっちゃい。


確にかわいい…。


「この子は、尚吾の彼女なんだ。」


予定通り亮太が紹介してくれて。


「あれ?!秋洋君の妹だよね?」


美緒ちゃんがびっくりした顔をした。


「…えっ?」


驚いたのは、あたしの方。


まさか、お兄ちゃんの名前が出てくるなんて。


「私、秋君とは高校の同級生で。かわいい妹がいるなんて、写真を見せてもらったから。」


「そうなんですか。」


「先週、高校の同窓会で会ったばかりなの。」


嬉しそうに話す美緒ちゃんとは別に、あたしは完全に引いている。


…こんな所でお兄ちゃんと繋がるなんて。

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