スピン☆オフ
2度目の脱走
二人で窓から脱走した。
尚吾の手に引っ張られながら、真冬の深夜に裸足でワンピース1枚で。
真っ白い息を吐きながら、ひたすら走り続けた。
凍えそうな冬の深夜なのに、心は温かくて仕方なかった。
尚吾の気持が嬉しくて…。
繋いだ手を伝ってあたしの胸の中に、とめどなく温かいモノが伝わってきて。
心の中が、尚吾の愛情でいっぱいになって溢れ出てる。
手を引っ張ってくれる尚吾の後姿に、涙が止まらない。
痛いくらい伝わる愛情に、あたしの気持ちは不思議な変化が起こってた。
今までと違って、恋って気持ちにも似てる?
信頼感がそこにあった。
だけど、好きになるのは怖かった。
----失う物があるような気がして。
臆病な自分に負けたのだ…。
尚吾の手に引っ張られながら、真冬の深夜に裸足でワンピース1枚で。
真っ白い息を吐きながら、ひたすら走り続けた。
凍えそうな冬の深夜なのに、心は温かくて仕方なかった。
尚吾の気持が嬉しくて…。
繋いだ手を伝ってあたしの胸の中に、とめどなく温かいモノが伝わってきて。
心の中が、尚吾の愛情でいっぱいになって溢れ出てる。
手を引っ張ってくれる尚吾の後姿に、涙が止まらない。
痛いくらい伝わる愛情に、あたしの気持ちは不思議な変化が起こってた。
今までと違って、恋って気持ちにも似てる?
信頼感がそこにあった。
だけど、好きになるのは怖かった。
----失う物があるような気がして。
臆病な自分に負けたのだ…。