スピン☆オフ
初めての人
絢音が大好きな先輩を亡くして、引きこもってるってお兄ちゃんに相談した事だった。
お兄ちゃんは、あたしの大事な友達だからって、お見舞いに行ったり、遊びに誘ったり。
毎日、絢音の家まで励ましに行ってくれた。
最初は嬉しかったけど、段々と友達を優先されるのが許せなくなった。
…かまって欲しかっただけ。
だから、いつものイタズラ心のつもりだったのに。
名前が霧生〔キリュウ〕くん。
うちの病院で働く看護師さん。
看護士になって3年目。
担当は小児科。
この人がイケメンで有名で。
顔を見たさに患者がくると噂まであるくらい。
噂は聞いてたけど、実際に会った事がなくて。
暇つぶしに見に行く事にした。
小児科のナースステーションに行くと誰もいなくて。
だいたい、あたしが病院にくるとみんな怖がっちゃうから。
腫れ物に触るかのようで、ムカつくから態度はデカイけど。
しばらくナースステーションで待ってようと、椅子に座ってお菓子を食べてた。
「ダメだよ。ここは、関係者以外入っちゃ。」
背後から優しく注意する男の声。
お兄ちゃんは、あたしの大事な友達だからって、お見舞いに行ったり、遊びに誘ったり。
毎日、絢音の家まで励ましに行ってくれた。
最初は嬉しかったけど、段々と友達を優先されるのが許せなくなった。
…かまって欲しかっただけ。
だから、いつものイタズラ心のつもりだったのに。
名前が霧生〔キリュウ〕くん。
うちの病院で働く看護師さん。
看護士になって3年目。
担当は小児科。
この人がイケメンで有名で。
顔を見たさに患者がくると噂まであるくらい。
噂は聞いてたけど、実際に会った事がなくて。
暇つぶしに見に行く事にした。
小児科のナースステーションに行くと誰もいなくて。
だいたい、あたしが病院にくるとみんな怖がっちゃうから。
腫れ物に触るかのようで、ムカつくから態度はデカイけど。
しばらくナースステーションで待ってようと、椅子に座ってお菓子を食べてた。
「ダメだよ。ここは、関係者以外入っちゃ。」
背後から優しく注意する男の声。