スピン☆オフ
「12歳に手を出したら、犯罪だからね。嫌だよ。ワイドショーでモザイク掛けられて、友達の証言とかするの…。」


「12歳!!!!!!?????????」


ミュウの容姿の大人っぽさに、ビックリしている。


「12歳がここにいちゃ、マズイだろ?」


「尚吾も、たまにはマトモなこと言うじゃん。」


「たまにはって…。ひどくないか?」


「全然!!!」


あっけらかんと答える。


「酷くね?」


「全然。秀とかがいたら、もっと言われてるんじゃん。」


「あっ…。」


図星だったな。


尚吾が固まった。


「尚吾さんて、近くで見ると本当にカッコいいですね。」


突然、ミュウが笑って話し出した。


「すっげ~、嬉しんだけど。」


上機嫌に早変わり。


「いつも、遠くでしか見れないから…。」


顔を真っ赤にしてる。


「可愛い子は、いつでも声かけていいルールなんだよ?」


ミュウの肩を抱いて、耳元で囁いた。


「ほっ本当ですか??」


一層、顔を真っ赤にさせてる。


「知らなかったの?ここのルール。」


「だって、暗黙の了承で…。尚吾さん達は特別だから、声を掛けちゃいけないって。」


「かわいいコは別だよ。」


完璧に、口説きモード入ってる。


今までだったら、こんなの平気だったのに…。


なんか、苦しくて顔が引きつりそう。


「やっぱり、尚吾最低!!!!!!」


大声で怒鳴った。

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