スピン☆オフ
「…。」


完全にシカト。


「ねぇねぇ。いいでしょ?」


「…。」


シツコイ!!!



男を睨(にら)んだ時、男の後ろにもう1人男が立ってた。


どうせ、このバカ男の友達でしょ?


だけど話す様子もないし、何か待ってるみたいで…。


「何ですか?」


思わず後ろの男に声を掛けてしまった。


「順番待ち。」


「はぁ~?!」


「どうせ、コイツと遊ばないだろ?だから順番待ってるの。」



…これが尚吾だった。



真剣な顔して、そんな冗談言うなんて…。


面白くて思わず笑って話しそうになった。


コイツもナンパ男だよな?


なんて冷静に思った。

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