スピン☆オフ
待ちに待った、霧生と冬槻のデート作戦の決行日。
『大丈夫?霧生は何も知らない顔してるんだよ!!』
『分った。』
最後の打ち合わせメールをすると、わざと10分送れてカフェに行った。
カフェに着くと、まさに美男美女カップルが…。
にこやかに談笑してるじゃん。
これって、あたしが行かなくてもいいんじゃない?
なんて思ったくらい。
でも行くって約束したから顔だけ出しにテーブルの前に立った。
霧生の顔は緊張で目が泳いでる。
元カノだろ?
あり得ない顔なんだけど…。
冷めた目で見てた。
「ところで冬槻先生って、好きな人とかいないんですか?」
満面の笑顔で聞いた。
もうお互い好きなんだから、直球勝負でいいよね?
そんなたくらみとは知らず、少し困惑した顔をして霧生と目を見合わせた。
これって完璧じゃ~ん?!
「…あたしは…。」
口ごもる冬槻。
『大丈夫?霧生は何も知らない顔してるんだよ!!』
『分った。』
最後の打ち合わせメールをすると、わざと10分送れてカフェに行った。
カフェに着くと、まさに美男美女カップルが…。
にこやかに談笑してるじゃん。
これって、あたしが行かなくてもいいんじゃない?
なんて思ったくらい。
でも行くって約束したから顔だけ出しにテーブルの前に立った。
霧生の顔は緊張で目が泳いでる。
元カノだろ?
あり得ない顔なんだけど…。
冷めた目で見てた。
「ところで冬槻先生って、好きな人とかいないんですか?」
満面の笑顔で聞いた。
もうお互い好きなんだから、直球勝負でいいよね?
そんなたくらみとは知らず、少し困惑した顔をして霧生と目を見合わせた。
これって完璧じゃ~ん?!
「…あたしは…。」
口ごもる冬槻。