スピン☆オフ
「昨日はどうも…。」


斜め後ろから尚吾が声をかけてきた。


「………。」


思いっ切り睨(にら)んだ。


「オレ尚吾。名前は?いくつ?高校生?お家ドコ?彼氏いるの?…」


怯むとか諦めるとかじゃなく、一人でベラベラ喋ってる。


相変わらずウッザイな!!


…この男!!


BGMくらいに思って、足も止めず気にも留めなかった。







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