スピン☆オフ
保護
いつものように、ゲーセンに行こうとしていた。
「蒔宮紗羽ちゃんですね?」
見知らぬスーツ姿の男が2人声をかけてきた。
なんで、あたしの本名知ってるの?
ビックリしながら男達を見ると、スーツの内ポケットから2つ折の黒い手帳を出してきて。
「桜ノ宮署の森崎です。」
開いてあたしに見せた。
「同じく永峰です。」
まさか、お兄ちゃんが捜索願出した?
ガッシリと2人の警察官に腕をつかまれると、森崎がなにやら無線で話してる。
「無事、保護しました。」
保護?
「一体、何なんですか?」
「大丈夫。もうお家に帰れるから。」
家?…帰る気なんかないんだけど。
「どういう事ですか?説明して下さい!!」
「紗羽ちゃん、誘拐されてたんでしょ?」
誘拐?!
一体誰に?
「誘拐ってなんですか?あたし家出してますけど、誘拐なんかじゃないです。」
「えっ?!お兄さんが、誘拐されたと通報がありましたよ。」
やっぱり、お兄ちゃんだったか。
捜索届けより、誘拐と通報すれば確実に発見は早い。
捜査員の数も違うし。
そのまま覆面パトカーに乗せられて、桜ノ宮署まで連れて行かれた。
「蒔宮紗羽ちゃんですね?」
見知らぬスーツ姿の男が2人声をかけてきた。
なんで、あたしの本名知ってるの?
ビックリしながら男達を見ると、スーツの内ポケットから2つ折の黒い手帳を出してきて。
「桜ノ宮署の森崎です。」
開いてあたしに見せた。
「同じく永峰です。」
まさか、お兄ちゃんが捜索願出した?
ガッシリと2人の警察官に腕をつかまれると、森崎がなにやら無線で話してる。
「無事、保護しました。」
保護?
「一体、何なんですか?」
「大丈夫。もうお家に帰れるから。」
家?…帰る気なんかないんだけど。
「どういう事ですか?説明して下さい!!」
「紗羽ちゃん、誘拐されてたんでしょ?」
誘拐?!
一体誰に?
「誘拐ってなんですか?あたし家出してますけど、誘拐なんかじゃないです。」
「えっ?!お兄さんが、誘拐されたと通報がありましたよ。」
やっぱり、お兄ちゃんだったか。
捜索届けより、誘拐と通報すれば確実に発見は早い。
捜査員の数も違うし。
そのまま覆面パトカーに乗せられて、桜ノ宮署まで連れて行かれた。