スピン☆オフ
囚われ
気がつくと、自分の部屋のベットの上だった。
部屋のドアには鍵がかかってて。
部屋の外には一歩も出られない。
屋根裏部屋でも窓は2つある。
光を入れる小さな窓と空気の入れ替えも出来る普通の窓。
だけど、飛び降りるには高さがありすぎる。
ビルの3階くらいの高さ。
屋根伝いに降りられるけど、滑り落ちたら真っ逆さま。
…どうすることもできない状態。
助けを呼びたくても友達はいなかった。
絢音のように騙すかもしれない。
裏切られるかもしれない。
信用なんてできる友達はいないから。
自分の中で諦めるしかなかった。
もう、お兄ちゃんから逃げられない…。
今まであたしの部屋に来る事も無かったお手伝いさんが、意味もなく廊下を行ったり来たりしてるのが足音で分る。
お兄ちゃんに言われて、逃げないか監視してるんだ。
それだけじゃなく、部屋のドアには監視カメラまでついてて。
多分、お兄ちゃんの部屋のパソコンで録画してるんだろう。
---あたしに許された自由はひとつ。
家出中の尚吾達の事を思い出して、現実逃避することだけ。
部屋のドアには鍵がかかってて。
部屋の外には一歩も出られない。
屋根裏部屋でも窓は2つある。
光を入れる小さな窓と空気の入れ替えも出来る普通の窓。
だけど、飛び降りるには高さがありすぎる。
ビルの3階くらいの高さ。
屋根伝いに降りられるけど、滑り落ちたら真っ逆さま。
…どうすることもできない状態。
助けを呼びたくても友達はいなかった。
絢音のように騙すかもしれない。
裏切られるかもしれない。
信用なんてできる友達はいないから。
自分の中で諦めるしかなかった。
もう、お兄ちゃんから逃げられない…。
今まであたしの部屋に来る事も無かったお手伝いさんが、意味もなく廊下を行ったり来たりしてるのが足音で分る。
お兄ちゃんに言われて、逃げないか監視してるんだ。
それだけじゃなく、部屋のドアには監視カメラまでついてて。
多分、お兄ちゃんの部屋のパソコンで録画してるんだろう。
---あたしに許された自由はひとつ。
家出中の尚吾達の事を思い出して、現実逃避することだけ。