スピン☆オフ
そうすれば、いつかは思い込める。
---お兄ちゃんが好きだって。
今より楽になれる?
---隙もできる。
きっと、いつかは逃げ出せる…?
逃げ出せなかったとしても、それならお兄ちゃんを好きでいた方が楽なんだろう。
自分の気持ちを誤魔化すしかなかった。
---その日の夜は、お兄ちゃんの帰りが遅くて。
わざと、お兄ちゃんの部屋で寝ていた。
お風呂に入った時、家政婦さんに、お兄ちゃんの部屋で寝たいと言ったから。
----困惑してたけど。
ベットに入ると、お兄ちゃんの匂いがして。
思わず気持悪くてむせてしまった。
でも、ここで諦めるワケにはいかない。
必死に堪えてると、いつの間にか寝てしまった。
何かが太ももの辺りをモゾモゾと動いているので目が覚めた。
寝ぼけた目に映ったのは、いつもと様子の違うお兄ちゃん。
「お兄い…。」
名前を呼ぶ暇も与えないくらい。
いつもの激しさじゃない。
何かをぶつけるような激しさで。
あたしの息遣いのテンポと…。
お兄ちゃんの息遣いのテンポがズレてる。
体のテンポは合ってるのに…。
こんなに、怖いくらいのお兄ちゃん初めてだ。
---お兄ちゃんが好きだって。
今より楽になれる?
---隙もできる。
きっと、いつかは逃げ出せる…?
逃げ出せなかったとしても、それならお兄ちゃんを好きでいた方が楽なんだろう。
自分の気持ちを誤魔化すしかなかった。
---その日の夜は、お兄ちゃんの帰りが遅くて。
わざと、お兄ちゃんの部屋で寝ていた。
お風呂に入った時、家政婦さんに、お兄ちゃんの部屋で寝たいと言ったから。
----困惑してたけど。
ベットに入ると、お兄ちゃんの匂いがして。
思わず気持悪くてむせてしまった。
でも、ここで諦めるワケにはいかない。
必死に堪えてると、いつの間にか寝てしまった。
何かが太ももの辺りをモゾモゾと動いているので目が覚めた。
寝ぼけた目に映ったのは、いつもと様子の違うお兄ちゃん。
「お兄い…。」
名前を呼ぶ暇も与えないくらい。
いつもの激しさじゃない。
何かをぶつけるような激しさで。
あたしの息遣いのテンポと…。
お兄ちゃんの息遣いのテンポがズレてる。
体のテンポは合ってるのに…。
こんなに、怖いくらいのお兄ちゃん初めてだ。