・+◇【短編】White love letter
「この前も私に、あなたと話した事とか、あなたが来たら教えてほしいとか、そういう事ばっかり言うの(^^)」
――‥あなたが、
私のことを‥?
「だから小春ちゃんが一緒に居てくれれば、葉月は一番楽しいと思うわ。」
私はその言葉に
嬉しさいっぱいでした。
「でも、でもね‥一つ問題があるの。
葉月はこれから行く新しい病院で、難しい手術をすることになっているの。
もしかしたら、葉月は死ぬかもしれない。」
―――‥死ぬ?
味わったことのない恐怖が私の体を通り抜けました。
「もちろん‥もちろん私は葉月が死ぬわけないって信じているわ。ただ‥そういう可能性もあるの。
死んでしまうかもしれない葉月と、一緒にいてもらうことは、あなたにとってすごく辛いことになるかもしれない。
だから、小春ちゃんが断ってくれるならそれでもいいのよ。」
心が一瞬凍り付きそうになるくらい
私は怖くなりました。
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