・+◇【短編】White love letter
それからも私は何通も
手紙を書きましたが
葉月から返事がくることはありませんでした。
でもめげずに、
その日もいつものようにあなたに手紙を書いていました。
―――葉月、私ね、葉月が帰ってきたら
伝えたい言葉があるの。
だから早く治してきてね―――
ちょうど、そんな文章を書いていた時の事でした。
午後零時四十五分。
一瞬、時が止まったかのような
そんな感覚がしました。
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