・+◇【短編】White love letter

病院に向かう道の私は



恐ろしく冷静だったように思います。




だってあなたが死ぬなんて


そんなこと信じてなかったから。




葉月は絶対生きている、生きている、、、、、、




心の中で繰り返していました。










――‥ガラガラッ




『小春ちゃん!!』




葉月の病室のドアを開けると




真っ赤な目をした蒼井さんや看護士さんが目に入りました。






そしてそこには、




ただ静かに眠っているような





あなたがいました。








.
< 60 / 88 >

この作品をシェア

pagetop