・+◇【短編】White love letter



「‥‥葉月?」



私はあなたの頬に触れました。





―――――‥冷たい





あなたの頬は触ってすぐにわかるほどに冷たくて





私は無意識に持っていた石を落としていました。






赤かった唇も



優しい瞳も



そこにはなくて



息をすることなく




眠っているあなたがいました。








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