・+◇【短編】White love letter
ゆめのうた
‥‥‥
―――‥私は夢を見ていました
夢の中で私は扉の前に立っていました
白い服を着て、体はフワフワと軽い感覚でした。
するとその扉の中からあなたが現れました
「葉月‥!!」
私は叫びました。
「私も葉月と一緒にいたい!」
すると葉月は首を左右に振りました。
「どうして‥‥?」
『大好きだから』
あなたはそう言うと、私を無理矢理引き離しました。
『生きろ』
あなたはそう言って私の背中を押しました。
私の視界はみるみるうちに小さくなって
ついには何も見えなくなりました。
「葉月‥」
最後にそうつぶやいて
私の意識はそこで途絶えました。
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