・+◇【短編】White love letter
『‥‥逢えるよ。
すぐ近くの病院に居るから』
「じゃあ、お見舞い、行ってもいい?」
あなたは笑顔になって
『いいよ』
そう答えました。
そして、手を振って
あなたはまた歩きだました。
だけど、
少し進むとくるっとこっちを振り返って
『君の名前は?』
そう、尋ね返しました。
「‥‥清良 小春っ!」
私は、夢中で叫んでた。
『またね、小春(^^)』
あなたは笑って、手を振って
三月の道に消えて行きました。
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