SECRET×CROSS
すると、ミナちゃんは笑顔で言った。
「昨日はお疲れ様っ」
え？
…『昨日は』？
何で私に言うの？
…ってことは…。
「もしかして…分かっていたんですか？」
「うんっ」
えーーーー！？
結局バレていた。
ヤバイ！
私が不慣れな行動をしていたから
姉のことを何でも知っている
マネージャーには分かってしまうんだ。
今度こそ…怒られそうだ。
「まったく美希はさぁ。
わざわざこんな妹ちゃんを
巻き込むだなんてどうかと思うわよ」
「えぇー？悪いの？
ミナちゃん見逃してよ♥」
怒られたのは姉の方だった。
まぁそりゃあそうだろうね。
