SECRET×CROSS
気づけば日没時刻だ。
確かに今日の撮影は長かった気がする。
慣れればなんてことはないかな?
今日は早めに寝ようかな。
私が撮影所を出ようとしたら
後ろからポンポンと肩を叩かれた。
振り向いたらそこには
なんと弥紗ちゃんがいた。
思わずビクッとなってしまう。
また、文句を言うつもりなのか。
『新人の癖に張り切ってんじゃいよ』って。
「アンタさ…」
「は…はい」
心臓がドキドキする。
「凄いじゃん」
え?