教師×教師 〜大人のようで子供な二人〜


<杏利Side>



夏休み中旬...
毎日暑くてどうにかなりそう。

夏休みはやはり完全同棲状態。
毎日幸せで楽しい。

けど...体が持たない...

大輝のその元気はどこから来てるんだか...

私にはわからない...


「今日は気合い入れてきましょう!!」

「「「オ〜!!」」」


今日はいよいよコンクール当日。

私が一番緊張してると思う。

一年生ははじめてだから、そりゃあ緊張してるけ、ニ・三年生はケロッとしている。


「じゃあもう一度24小節から1、2、3はい」


−−−〜〜♪−−


「そうそう、本番もこの調子でいくよ!!」

「「「はい」」」

「じゃあ練習は終わり。時間の最終確認するよ」

「「「はい」」」


−−−−−−−....


「リハも終わったし、ロビーでお弁当ね。食べたら本番まで他の学校の演奏を聞いてていいわよ」

「「「はーい」」」


ロビーでお弁当を食べはじめると...

「佐々木先生、ちょっと」

優木先生に呼ばれた。

すると...

「こんにちは、先生?」

「幾音さん!!」

「ビックリした?」

「えぇ...どうしてここに?」

「真希が心配で...それにこのコンクールうちの会社もスポンサーだしね」

「へぇ〜」

「杏利、今日夕飯一緒にどう?」

「喜んで♪」

「じゃあ決定!!」

「じゃあ俺は行くね」

「うん、またあとで」

「気をつけろよ?」

「わかってる」

「杏利ちゃんも頑張って!!じゃあ」

「は〜い」


心配でってなんだろ?

まぁいいかっ♪




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