教師×教師 〜大人のようで子供な二人〜
「「「あの...優木先生の旦那さんですか?」」」
「あぁ、そうだよ」
「ハハッ...ありがとうございます!!」
「何でみんな揃いに揃って...」
「幾音さんモテますね」
「えぇ〜辞めてくれよ...」
いつもの私みたく質問攻めされる幾音さんだった....
−−−−−−−....
「まもなく中学生の部表彰式がはじまります。関係者の皆様は御着席下さい。」
「そろそろね」
「うん」
時は過ぎ、只今表彰式の時間
遅くなるから、部長、副部長、3年生以外は帰した。
「只今より第34回音楽コンクール 吹奏楽 中学生の部 表彰式をはじめます。」
「審査員好評 先生方舞台へ御上がり下さい。」
「えぇ〜今回はとてもレベルの 高い争いだったと思います。
ですが、えぇ〜どの学校も演 奏の雰囲気が機械的、義務感 を感じさせる演奏だったのが 残念でした。えぇ〜.....」
審査員の好評はタメになるんだけど、やたら長い...
“えぇ〜”が多いし...
「それでは表彰に入ります。呼ばれた学校は、代表者2名が舞台に上がって下さい。」
「銅賞 〇〇中学校...〇〇中学校...以上5校」
「銀賞 〇〇中学校...〇〇中学校...以上3校」
「金賞 〇〇中学校...桜ヶ丘中学校」
桜..が..丘..?
桜ヶ丘...
「やったぁ〜!!!」
「キャー先生やったよ〜!!!」
「よくやったね、よく頑張った」
「ワァーン;;;先生〜;;」
「よくやったね、よくやった」
抱き合って、喜んだ。
みんな号泣...嬉しね、嬉しい。
みんなよく頑張った!!!