教師×教師 〜大人のようで子供な二人〜
翌日〜
部活の休憩中に女子達が窓から外を見て叫んでたのは多分サッカー部のことだろう...
部活終了後帰りがけに生徒達と一緒にサッカー部の練習しているグラウンドを通ると...
「「「杏利ちゃ〜ん!!!」」」
「おい、お前らお...」
大輝の声なんて聞こえちゃいない
「杏利ちゃんどーしたの?」
「中村先生からすごい人が今日来るって聞いたから」
「俺らのために来てくれたんじゃないんだ...」
「ごめんね、みんなの活躍は中村先生から聞いてるよ」
「「本当に?」」
「うん♪」
「さすが俺の杏利ちゃん♪」
「いや、俺のだ」
「俺の!!」
「お前の杏利ちゃんの訳ねぇだろ」
「じゃあ誰のだよ、先生」
「そりゃあ俺のイデッ....じゃ、な、くてみんなのさ」
ヒールで思いっ切り踏ん付けやった
「そっかぁ!!みんなの杏利ちゃん♪」
〜小声の会話〜
『何すんだよ!!』
『変なことするからでしょ!!』
『だからってあんな思いっ切り踏まなくても...』
『ん?何か?』
『ごめんなさい...』
今日も杏利の勝利だった...