教師×教師 〜大人のようで子供な二人〜
こうして迎えたお盆
ただいま車で帰省中〜
「もう早く出たのになんでこう渋滞に引っ掛かるかなぁ」
「サービスエリアで一旦休もう」
「そうだね」
渋滞に巻き込まれ、初っ端からツイてない...
この先どうなるんだ...
「飲み物何がいい?」
「じゃあコーヒー」
「わかった」
待つこと5分...
「ただいま」
はい、コーヒー」
「サンキュー」
「そんな緊張しないで」
「は〜い」
「そういえばさ、大輝は実家帰んなくてよかったの?」
「毎年正月しか帰ってない、光輝はしーに会いに休みがあればすぐ帰ってるけどな」
「さすが光輝くん、彼女思いの親孝行!!」
「親孝行じゃなくて悪かったな」
「へぇ〜彼女思いには自信があるんだ」
「はっ?ちょっと杏利さん、こんなちゃっかり運転までさせといて?」
「ハハッ、ごめんごめん冗談に決まってんじゃん」
「じゃあチューして?」
「え...」
「杏利がチューしてくれたら許してあげる」
「……。」
「冗談だよ、さっ行こうか」