教師×教師 〜大人のようで子供な二人〜
カーテンが開いた。
入って来たのは...大輝だ。
「バカ、だから言っただろ」
「ごめんなさい...」
「心配だから、今日は泊まる」
「うん...」
「失礼しま〜すあとちょっとね終わったら呼んで下さい」
「はい」
看護婦さんはそう言うと出てった。
「クラスは大丈夫?」
「4組なら大丈夫だから、佐藤先生が入ってくれてる」
「よかった...」
「でも、たいしたことなくてよかった」
「うん...ごめんなさい」
大輝は優しく抱きしめてくれた。
「失礼しま〜す」
「あら、お邪魔しちゃったかしら?ウフフッ」
「い、いえ…」
「もう終わったね、じゃあ針抜きますね」
それからはかなりの早業だった。
「お大事に」
「ありがとうございました」