教師×教師 〜大人のようで子供な二人〜




翌日...

午前中桜ちゃんに英語を教えて、午後からは桜ちゃんと一緒にお母さんから大輝や光輝くん、桜ちゃんのアルバムを見せてもらった。


「かわいい〜大輝もこんなちっちゃかったんだ」

「保育器から中々出れなくてみんな心配したわ。だからちょっと熱出しただけで私も主人もヒヤヒヤ」

「そうだったんですか」

「だけど光輝と桜は平均より大きいくらいで大輝よりお産がキツかったわ...」

「そんなにツラいんですか?」

「も〜う、とにかく痛い。痛さに耐えるのに必死だから主人の一言、一言がムカつくの。ピークがきて息んだらズルッって感じで出る瞬間はあっという間、大輝の時もう二度と嫌なんて思いながらもその後に2人も産んだんだけどね。嫌だと思ってもエコー見たら愛しくてそんなの忘れちゃうの。母性よね〜杏利さんも頑張って」

「いや、まだ妊娠すらしてませんよ」

「そっか!結婚もまだだものね♪」

「母さん、桜、そろそろ杏利返してくんない?」

「はいはい、杏利さんうるさいからお開きにしましょ」

「はい」

「でも妊娠はまだまだ先の話でもそーゆうことはしてるんでしょ?気をつけなさいよ〜お・め・で・たにはね♪二人とも教師なんだから〜」

「「は、はい...」」





< 222 / 433 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop