教師×教師 〜大人のようで子供な二人〜
「お待たせ」
「またずいぶんと買ったな」
「そう?今日はそんな買ってないよ、手帳とルームシューズとマグカップだけだよ、別の店だったからマグカップ買ったところでひとつの袋にしてもらっただけだよ」
「そっか、はい貸して」
「いいよ、駐車場までくらい持てるから」
「いいから貸して」
「ありがとう」
「あれ、中村先生?」
「おぉ~渡辺!久しぶりだな」
「久しぶり」
「高校どうだ?」
「楽しいよ、でも1組の方がもっと楽しかったな」
「そうか、でも楽しいならよかったな」
「うん♪先生もよかったね」
「はっ?」
「とぼけても無駄だよ~そんな綺麗で可愛い人と一緒に居て。彼女でしょ?」
「まぁ…」
「はじめまして」
「こいつ元吹奏楽部なんだ」
「そうなの?私今吹奏楽部の顧問なの、よかったら今度遊びに来て」
「えっ、桜中の先生なんですか?」
「えぇ、よろしくね」
「じゃあみんな知ってるんですか?」
「先生達はね」
「生徒達にはまだ秘密なんだ」
「へぇ…じゃあ後輩達は知らないんだ、じゃあ私の中で留めておかないと」
「そうしてくれ」
「わかった、じゃあ今度部活に遊びに行こっかな」
「ビシビシ指導してあげて♪」
「はいっ♪」
「じゃあまたな」
「またね~」