教師×教師 〜大人のようで子供な二人〜
「先生〜」
「ん?」
「チームの人数足りないから助っ人入って」
「いいよ」
「あと1人…中村先生〜」
「ん?」
「暇?」
「暇じゃない、写真撮ってる」
「人数足りないから入って」
「んー」
「何やるの?」
「ジャンケン列車」
「「………」」
「じゃあそんな人数いらなくね?」
「そうよ、先生達抜けるね」
「チッ、ダメだったか…」
田中、世の中そんな甘くないよ…
「ではスタート」
「「さいしょはグージャンケンポン」」
「なぁ」
「ん?」
「これって本当に中学生の遊びか?」
「わかんない…レクは全部飯田先生が仕切ってるから」
「修学旅行の時はレクは高橋先生か山下先生に任せよう」
「その方が絶対いい」
「早いな、もう今年も終わりだよ」
「その前にテストという最大行事があるけどね」
「とびっきり難しくしてあるから大丈夫」
「捻くれてるね」
「あぁ、勿論」
「勿論じゃないでしょ」
「「アハハハハッ」」