教師×教師 〜大人のようで子供な二人〜
「何お願いした?」
「秘密」
「えぇ〜」
ー杏利と今年も一緒に居られますように
それが俺の願い。
「甘酒どうぞ」
「「ありがとうございます」」
「あら〜大輝くん」
「お久しぶりです」
「お母さんから聞いたわよ、噂の杏利さんね?」
「はじめまして」
「綺麗ね〜うちの息子にもこんな綺麗なお嫁さんが欲しいわ」
「浩太郎元気ですか?」
「元気よ、大輝くんに会いたがってたわよ」
「じゃあ帰りに寄ってみるかな、いつものとこですよね?」
「そうね、もし居なかったら部屋で寝てるから叩き起こしてやって」
「わかりました」
「じゃあまたね」
「「ご馳走様でした」」
「いいえ〜」
浩太郎は近所の昔よく遊んでた一個年下の奴。
「杏利、ちょっと寄り道するけどいいか?」
「いいよ」