教師×教師 〜大人のようで子供な二人〜



ガラガラガラ…

「いらっしゃい、何名様ですか?」

「2名です、あそこの2人と相席でいいです」

「ありゃ、お姉さん狙ってるのかい?」

「え、いや同僚ですから…ね?」

「まぁ付き合ってるけどね〜2人は」

「まぁ〜それは失礼、じゃあどうぞ」

すごい、元気のいい叔母さん…

圧倒される…

「逆ナンと勘違いされるとは…」

「さすがだな」

「失礼〜」

「お姉さんたちご注文は?」

「抹茶パフェで」

「私も」

「はいよ、ちょっと待ってね」

「なんかすげー視線を感じるんだけど」

「食べたいけど、お土産買えなくなるからってね」

「あぁ、もっとちゃんと下調べしてきたら食えたのになぁ」

「しょうがないわ」

「中村先生と佐々木先生って2人きりでもこんな感じなんですか?」

「2人きりのときは…」

「今とそう変わらないけど、もっとリラックスしてるかな」

「山下先生は人のことばっか気にしてる場合じゃないでしょ?」

「俺だって頑張れば彼女くらい…」

「まっ、頑張るんだな」

「お待たせしました、抹茶パフェ2つ」

「すご〜い、美味しそう」

「どうやらお姉さんの彼はこのスッとしたお兄さんとみた、どうだ!」

「正解、すご〜い」

「だろ?観察力だけはいいんだ、じゃあごゆっくりね」

「は〜い」

それから食べた抹茶パフェの味は最高だった。


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