教師×教師 〜大人のようで子供な二人〜



「あ?なんだって?」

窓越しに必死に話しかけてくる生徒達…

「く・わ・せ・ろ?あげねぇー」

「うまーい」

「2人共大人気ない」

「じゃあ佐々木先生があげたらどうですか?」

「え、私は…「あれ、どっか行った」

「はい、どーぞ」

「ありがとうございます」

「ベンチに座ってゆっくり食べなさい」

「「ありがとうございます」」

「「いただきます」」

「どーぞ」

さっきまで私達にくれって言ってたくせに気づけばたい焼きを食べている…

「おいしー」

「だろ?おばさん自慢のたい焼きさ」

「こんな美味しくて50円なんですか⁉」

「あぁ♪小さい子供とかも気軽に買いに来れるだろ?」

「確かに…」

「おばさんはみんなにうちのもの食べてもらいたいからさ」

「すごい!事後学習の新聞おばさんのこと書いていいですか?」

「どーぞ、どんどん宣伝しておくれ」

「ありがとうございます」

「なに?この敗北感は」

「すごいな、おばさん…」

「「うん…」」


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