教師×教師 〜大人のようで子供な二人〜
「あ、大輝くん戻ってきた杏利〜」
「どう…かな?」
言葉が出なかった…
「私はお邪魔ねっ♪退散退散…」
ー義母さんがそう言っていたのも耳には入っていなかった
「やっぱダメだよね、私にはこのドレスは綺麗すぎる」
「いや…」
「え?」
「綺麗、似合ってる…」
「佐々木様こちらでよろしいでしょうか?」
「え、は、はい」
「かしこまりました、ではこちらへ」
「杏利ちゃんもあんな幸せそうな顔しちゃって、いい男捕まえたじゃない」
「だ、誰」
「申し遅れました、私杏利ちゃんの先輩の桜木百合です。ここのメイク担当です」
「はじめまして」
「よろしく」
「よろしくお願いします」
「たまたま予約を見ててまさかと思ったけど、やっぱり杏利ちゃんだったか〜」