教師×教師 〜大人のようで子供な二人〜
「あー美味しかった!」
「クリスマスケーキでも買って帰るか?」
「いいねぇ!」
「あ、ついでにちょっと寄り道していいか?」
「いいよ、どこ行くの?」
「秘密」
「え〜」
「中学生みたいないい反応してくれるな」
「ちょ、一緒にしないでよ」
「よし、競争だ!」
「えっ?」
「よーいどん!」
「え、ちょっと待ってー!」
「ほら」
手を差し出すと何の疑いもなく握った。
ってことで再び走る!
「よし、行くぞー!」
「ちょっと〜もーう」
「遅いなぁ〜」
「ブーツだから早く走れないの」
「言い訳はしない!」
こうして走って着いたのは…市役所。
やっぱり間に合わなかったか〜
「婚姻届もらわないとな」
「だからって走ること…」
「早くもらいたかったからな」
「もー」
「時間外窓口は…あっちから入るのか」