教師×教師 〜大人のようで子供な二人〜
「看護師泣かせたんだ〜」
「俺に言い寄ってくるのが悪い」
「先生って言うから杏利達びっくりしたんじゃない」
「本当よ、ここまで来て生徒にバレたらねぇ」
「たまったもんじゃない、ただでさえ冷やかされるのがもっと冷やかされる」
「そんなに冷やかされるの⁉︎」
「ちょっと話しただけでニヤニヤされたりキャーよ、ただ仕事上の話をしただけなのに」
「それはお気の毒に…」
「俺だって大変だぞ、患者から連絡先聞かれて断ったら泣きわめいて過呼吸起こされたり、診察で体を触ってるとこで患者の恋人が来て俺の女に手を出すなとかいちゃもんつけられたり」
「そ、それはお気の毒に…ねぇ?」
「自慢にも聞こえなくもねぇけどな」
「はははっ…」
それから奈美達は完全2人の世界、私達はただ見守るだけだった…
「2人ってこれ付き合ってるのかな?」
「まぁよく知らない人が見たら付き合ってると思うよな…」
「2人共…「鈍感」」
こうして''鈍感''な2人と共に大晦日を過ごし、年越しを越した…