教師×教師 〜大人のようで子供な二人〜
「もっ、もしもし?」
『杏利〜?』
「どうしたの〜?」
『迎えに来て〜旦那と喧嘩した』
「えっ、今はちょっと...」
『何?聞こえないなぁ〜』
「うっ...」
『今すぐ車で駅前ね♪じゃあブチッ』
「ちょっ、お姉〜!!」
「どうしよ〜せっかく大輝といるのに...」
「どうした?」
「従姉妹の恐ろしいお姉様からお呼び出し...旦那さんと喧嘩して家出したから、迎えに来いと...」
「でもこんな時間に杏利を行かせるのは心配...」
「行かなかったほうが恐ろしいから...」
「じゃあ俺車出すよ。何処まで?」
「駅前まで...」
「わかった。着替えるから、ちょっと待ってて」
「ごめんね....」
「杏利は悪くないよ」
そう言って軽くキスをして大輝は着替えに行った。