幸運の小さいおじさん
おじさん発見される
ある日、何か気配を感じて、まだまだ眠い目を無理して開ける。
寝ている布団の上?
気配を感じた自分の胸あたりを見る。
うっすら開けた視線の先には何やら人形みたいなモノが?
眠い目を擦って、もう一度見る。
20センチ位の小さいおっさんとハタッと目が合う。
なんだ、これ?
寝ぼけてる割にはリアルだな。なんて思いながら走り去ろうとする小さいおっさんの服を咄嗟に親指と人差し指で掴んだ。
服というよりはパジャマのような感じだけど。
あたふた慌てて逃げようとする小さいおっさん。
僕は思考力ゼロ状態にもかかわらず、逃げられないように注意しながら、部屋の中をキョロキョロと小さいおっさんを入れるものを探した。