【完】play boy にご用心



そして、私は思わぬことを口にしていた。




「じゃあ、私のこと好きになってみる?」






理科準備室に静かに響いた。


その余韻とともに笑い声がした。



「ふふっ。やっぱり牧野はおもしろいね。」


「な、別にいやならいやで...。」


私はいいかけのまま神山くんの人差し指で止められた。


「別にいやじゃないよ。面白そうだしやってみよう。」


え?

えぇぇぇえ!?


うそ...?


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