【完】play boy にご用心
1人残された理科準備室。
かびくさい匂いが容赦なく俺を襲う。
こんなところで女と盛ってたのか?
俺も、センスねぇな...。
いつからだろう、俺がこんなふうに生活しだしたのは?
別にお金をもらってシているわけでもなく、
俺から、迫っているわけでもない...。
だから、相手の顔なんて、名前なんていちいち覚えてない。
それに、みんな同じだ。
俺をずっと必要としているわけでもなければ好きなわけでもない。
ただ、寂しいんだ。
それをどうにか紛らわすために俺とするだけ。
ま、俺も別に嫌いじゃないからな...。
また、俺も理科準備室を後にしようと扉のほうを向いたときだった。