今でも君が大好き



部屋の窓からそっとのぞく


――――翔太だ!!


『あら?お隣さんかしら?』


お母さんが出ようとしていた


『ちょぉぉっと待って!!』


『優果?どうしたの??』


『な、何でもない!』


『おかしな子ね〜』


『美、美亜だから!
と、とにかく行ってくるね』


『いってらっしゃい』



ふー危なかった。
さすがに
いきなりは恥ずかしい。



ガチャッ



『よっ!』


爽やかな笑顔で
翔太が立っている。


『お、おはよっ!ごめんね』


『なにが?』


『遅くなって』


『遅くはなかったよ』


『あ、まじか』


『じゃ、いこっか』


『うんっ』






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