冷たい君の裏側に
サッカー部
しばらくして、部活が始まった。
あたしは帰宅部。
同じく帰宅部の瑠奈と、学校を出た。
校庭の横を歩いて帰っていると、サッカー部が練習してるのが見えた。
思わず相崎をさがす。
「あ…」
いた。
「おーい!…み~お~ん~」
「あ…ごめん」
「もぉはっきり聞くけどさぁ……相崎のこと好きでしょ?」
瑠奈がニヤニヤしながら聞いてくる。
顔が赤くなるのがわかった。
「…好き……だと思う」