冷たい君の裏側に

「まだやってんのか」

って笑う。


「だって…ていうか柊は何してるの?」

「別に?」

余裕の表情で隣にドカッと座った。

「ねえ…」

「一人で寂しく居残りしてる誰かを笑いにきた」


「なにそれ!」


「15分だけ待ってやる。15分で終わらせろ」
「え?」


待ってやるって…



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