X'masの奇跡
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それは高1の5月くらいのことだった。
あたしは沙夜といつも通り家に帰っている時だった。
あたしの家は沙夜の家より10分くらい遠い。
だから自然と沙夜と別れた後は10分くらい1人で帰るんだ。
そのときだったある事件がおこったのは......
沙夜と別れて5分くらいたった。
あたしは知らない男の人数人に囲まれてしまった。
「可愛い子発見。」
「ねぇ。これからお兄さん達といいことしない??」
あたしはどうすることも出来ず、突っ立ったまま動けなくなってしまっていた。