X'masの奇跡


安心したのか、あたしは立っていることが出来なかった。


「おい。大丈夫か??」


座り込むあたしを舜が支えてくれた。

まるであの時のように。


「大丈夫。ごめんね。」


「なに謝ってんだよ。俺こそごめんな。」


「ううん。行こっか。あ、お金。」


あたしが財布をとろうとした手を舜はつかんだ。


「それくらいだすから。」


「でも。」


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