X'masの奇跡
「それでも俺を好きでいてくれるって勝手に信じ込んでいた。俺の気持ちも伝えずに.....」
「ぅ....グスッ...」
あたしの瞳からはとどまることを知らない涙が溢れていた。
そんなあたしの頭をポンポンとしながらさらにこう続けた。
「だけどそれじゃダメだって気付いたからX'masにすっごく遅くなったけど気持ちを伝えようと思ったんだ。だけどどうすればいいのか分からなかった。だから....」
そこまで言うと舜は言うのをためらった。