X'masの奇跡
「言えよ。」
「え??」
「俺にずっと言いたかったこと。いっぱいあるだろ?全部全部こんな小さい身体に溜め込んで。俺のせいで.....ホントごめんな....」
そんな舜をみていたら今まで抑えていたものが一気に溢れてきた。
「ずっと...グスッ...舜はあたしのことを好きじゃないんじゃないかって....グスッ...不安だった。」
「うん。うん。ゆっくりでいいから全部全部話して。」
それからあたしは今まで不安だったこと、蘭ちゃんのこと、そして今日別れを告げようとしていたことを全部包み隠さずに話した。
ゆっくりで泣きながらだったから意味が分からなかったと思うところもあるはずなのに、舜は全部ちゃんと聞いてくれた。